エアコンにカビが発生する原因って?

エアコンの吹き出し口が黒ずんでいる場合、それはカビが発生している可能性が高いです。カビが発生した状態でエアコンを使用し続けると、喘息やアレルギー反応などの健康問題を引き起こす可能性があるため、この問題に早急に対処する必要があります。吹き出し口が黒ずんでいたり、エアコンから不快な臭いがする場合は、エアコン内部にもカビが繁殖している可能性があるので、対処が必要です。この記事では、エアコン内でカビが発生する原因について詳しく説明します。

エアコン内部でカビが発生する原因

  1. 温度が高いこと
    25度から35度程度の室内温度は、カビの繁殖に適していると言われています。エアコンの長時間の運転、特に暖房や冷房を連続して使用すると、室内の温度が上昇し、カビの発生環境を提供します。カビ発生を防ぐためには、室温を適切に調整することが重要です。
  2. 湿度が高いこと
    湿度の高い室内でエアコンを運転すると、カビの発生リスクが高まります。特に梅雨の時期など、湿度が高い季節はカビの発生がより顕著です。また、エアコン内の熱交換器が結露することもカビの原因となります。熱い夏の日にエアコンを使用すると、外気温と室内温度の差によって熱交換器に結露が生じます。この結露が放置されると、エアコン内部の湿度が上昇し、カビの発生を促進します。
  3. ほこりや汚れの付着
    カビは増殖のために栄養源が必要であり、部屋が汚れたりほこりがたまったりすると、これがカビの餌となります。エアコン内部が清潔でない場合、カビの発生リスクが高まります。エアコンの清掃や部屋の清潔を保つことは、カビの発生を防ぐために重要です。

これらの原因に対処することで、エアコン内部でのカビ発生を予防できます。

エアコンのカビが発生する場所

カビは増殖のために栄養源が必要であり、部屋が汚れたりほこりがたまったりすると、これがカビの餌となります。エアコン内部が清潔でない場合、カビの発生リスクが高まります。エアコンの清掃や部屋の清潔を保つことは、カビの発生を防ぐために重要です。

フィルター カビはたんぱく質を栄養源として利用するため、フィルターはカビの増殖に適した場所です。フィルターはエアコン内部にあり、ホコリやゴミが蓄積しやすいため、ここでカビが発生しやすくなります。定期的なフィルターの清掃が必要です。
吹き出し口 吹き出し口が黒ずんでいたり、斑点模様になっていたりする場合、これはカビの兆候です。吹き出し口にカビが発生する原因の一つは、内部でのカビが吹き出し口まで広がることです。吹き出し口にカビが見つかった場合、エアコン内部に更なるカビ発生の可能性があるため、早急な対処が必要です。
ドレンパン ドレンパンはエアコン内部で結露によって発生した水を受け取る部分です。このドレンパンにもカビが発生することがあり、カビやゴミが蓄積するとドレンホースの詰まりやエアコンの故障につながります。ドレンパンの清掃も定期的に行うべきです。

これらの場所にカビが発生すると、エアコンの性能や空気の品質に悪影響を及ぼす可能性があるため、定期的な清掃とメンテナンスが必要です。

エアコンのカビを放置した場合の悪影響

健康被害

エアコン内部にカビが繁殖すると、運転中に風にのって部屋中にカビの胞子が拡散します。これにより、アレルギーや呼吸器疾患、咳やくしゃみ、喘息の症状が悪化する可能性があります。カビによる健康被害を防ぐためにも、エアコンの清掃と定期的なメンテナンスが必要です。

エアコン効率の低下

カビがエアコン内部に繁殖すると、フィルターやドレンパンなどにほこりやゴミがたまりやすくなります。これによりエアコンの効率が低下し、冷暖房機能の性能が悪化します。また、ドレンパンにたまった水を排水する際に、ゴミが詰まることでエアコンの故障の原因となります。定期的な清掃とメンテナンスは、エアコンの効率を維持し、電気代の節約にもつながります。

エアコンのカビは放置せず、定期的な清掃とメンテナンスを行うことが重要です。それにより、健康被害やエアコンの効率低下を防ぎ、快適な室内環境を維持できます。

エアコンのカビが気になったことがある

頻繁にある
たまにある
全くない

※パナソニック「ナノイーX」調べ

「エアコン内部にカビが気になることがあるか」という質問に対して、回答者のうち「頻繁にある」と答えた人が17%、「たまにある」と答えた人が58%で、合計して75%の人がエアコン内部のカビに気になる経験があることが明らかになりました。

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