5つの立地から見るメリットとデメリットを紹介します。どのような立地で開店するかによって、「いい点」と「悪い点」を考える必要があります。自分の店のコンセプトからより多くのメリットがある立地を選びましょう。
繁華街・商店街などの立地
繁華街といえば、競合店も多く人通りも多い。賑やかな立地です。 そのため、家賃が高いため何のコストを抑えるかが鍵となります。人件費、食材の質、原価コストなど、どれも捨てがたいものです。すなわち、売上を高めることが最も重要になります。集客が大変見込める立地なので、多くの利益は見込めます。リピート客を増やすため、メニューの数をなるべく抑えて目玉商品、名物商品などで勝負し尚且つお客様の記憶に残る店になることが大切です。
オフィス街などの立地
サラリーマンなどの集客が多く見込める立地です。口コミなどの宣伝効果も見込めますが、やはり時間帯や休日などに左右されるため工夫が必要な場所ではあります。ボリュームがあり低価格なメニューやおしゃれな見た目、料理が運ばれるまでのスピードが最も重要です。混雑する時間帯の目星が付くため人件費などを抑え、飽きの来ない日替わりメニューなどを工夫すればかなりの集客と利益がが見込める立地です。
住宅街などの立地
主にファミリー層がターゲットとなる立地です。また徒歩や自転車などでの来客も見込めるが、駅などから離れた立地でもあるため駐車場も必要となります。また、ファミリー層といっても小さな子供から高齢層まで様々な年齢層をターゲットにするための工夫が必要です。店内はベビーカーや車いすが通れる様に席の間を広くとったり、お子様メニューや薄味メニューを作るなど細やかな配慮が集客に影響します。また住宅地は、家賃コストを抑えられるのでその分利益が見込めます。メニューが多くリーズナブルな価格帯が住宅街の立地にふさわしいといえます。
商業施設内
買い物客が多く、人通りも多い立地です。宣伝をしなくても集客は望めますが競合店が多く土日に売上が集中するため、平日の売上はあまり期待できません。ですが、休日に集中してかなりの利益が見込めます。客層はファミリー層が多く見た目重視のメニューが多く必要となります。また、入りやすさも集客のひとつです。買い物途中にほっと一息休める場所。つまりは、清潔感があり美味しそうな雰囲気を作ることが重要となるでしょう。
観光地
訪れるお客様の80%以上が新規客となるこの立地では、宣伝力が鍵になります。安さ、名物、季節感などをアピールするとともに、その土地の食材を使ったメニューなどで勝負することが大切です。観光地ではシーズンによってメニューに工夫をすることによって大変な利益が見込めます。また地域の方々の口コミも大切になるため、地元のお客様目線での商売も必須です。観光客の想い出のひとつになれるような店作りを目指しましょう。